無事、合同会社HaveFunTechの1期目*1が終わったので振り返りをする。
参考エントリ
働きすぎる of 働きすぎる
仕事を断る勇気を持つのが難しい。 前回5社と言っていたが、あれから仕事の数はまた増えたりしていて全然失敗から学べてない。 増えたと言っても長期契約は増やしてなくて、期間が決まってるプロジェクトだったり、受託開発なのだけどそれでもやっぱ仕事が多すぎるなと感じる。 多けりゃいいってもんでもないし、既存のお付き合いある皆様にも高いアウトプットを提供したいのでここは勇気を持って整理することが必要。
あとそもそも「お金にならない仕事」が意外と結構ある。 例えば請求書や見積もりの作成、経費精算や決算処理、税金や社会保険の対応みたいなやつ。 この辺は適宜税理士や社労士にまかせてはいるけど、専任の人はいないしやっぱそれなりに作業が発生する。 特に社会保険や税金対応、お金を払う側な上に対応するべきことがめんどくさいので納得いかない。 お金は払うからいい感じに口座引落してほしい。
あとはノベルティ作ったり、コミュニティ支援したり、自分で仕事を増やしたりもした。 これはまぁやりたくてやってるので良いのだけど、ノベルティは配送が大変だったり、発注作業が大変だったりしたので勉強になった。
とにかく今期は無理のない程度にやっていこうと思う。 さくらインターネットの田中さんが言ってた余白ってのはホント大事なんだなとしみじみ感じる日々。
リモートに慣れてきた
コロナ禍によってリモートが当たり前の状況になっている。 自分はリモートと言いながらも自分のオフィスを持っていて、自分のオフィスで働くことが多い。 それによって集中しながらも、同時に複数の仕事を進めやすいという点では非常に上手くいっている。
自分の場合、他社のMTGが連続していてもコンテキストスイッチのオーバヘッドは特に感じない。 何も考えずにMTGしてるだけかもしれない。
もちろんコードを書くようなディープワークは切り替えが必要なのでちゃんとスケジュールをブロックして集中する必要がある。 なのでリモートを活かすためにもしっかりスケジュールを事前に建てることが増えた。 今は1時間単位である程度の予定を決めている。
失敗中のビジネス
メインの業務委託以外にチャレンジしたことは上手く行ってないのでそれについて書く。
ニコニコチャンネル
ニコニコチャンネルを作ってるけど全く売上は無い。 いやまぁ動画出してないのでそれはそう…
動画作りが結構大変で、喋ったりコンテンツを考えたりするのは良いのだけど動画の編集で心が折れてる。 You Tuberってすごいなーってほんとに思う。 今後も続けるならちゃんと動画作ってくれる人に頼んで頑張る必要があるけど、データベースの教養系をやるなら集客もやってくれるし、Udemyとかのほうが良いだろうなと思った。
逆に言えば喋る事自体は苦手では無いので動画編集さえ、なんとかなれば演者の部分では頑張れるかも知れない。 まぁ世の中そんなに甘くないので儲かるとは言えないけどコンテンツを作ることは頑張れそう。 ということで我こそは動画編集の猛者!って人の連絡待ってる。
AI SaaSの提供並びに導入支援
みんな知らなかったと思うけど、AI SaaSの導入支援をやってる。 業務改善とかアプリケーション設計とセットでやろうかなって思ってたけど全然チャンスがない。 これは自分のマーケ不足も多いにあるのだけど…
もうちょっとコロナが落ち着けばOSCとかで全国行脚もありかなーって思ってたけど、今のオフラインへのスポンサードだとチラシとか作ったり、Webページ*2作ったりが腰重くて進んでない。 でもソリューションとしてはすげー良いSaaSだと思ってて、すごいエンジニアが居ないと導入できない、とかコストで何百万、何千万もかかるって世界ではないので中小企業のためにこそやれることあると思ってる。 地方の応援ってのは自分の大きなテーマなので、今は上手く行ってないけど来年もこれは頑張っていこうと思う。
Zoomとかで説明はいつでもOKなので気軽に問い合わせて欲しい。
自分でアプリケーションを作る
自社サービスを作るアイデアはちょいちょい出るけど形にすることなく消えてしまう… こう一気に作る腕力みたいなものが圧倒的に足りない。 あとは時間が無いってのもあるし、学業も進んでないのでやはり余白は大事
上手くいってること
会社としては上手く行ってる。 一応前期はちゃんと売上がつき、多少黒字になって会社に余力を残せた。 そもそも自分しか居ない会社なので自分の稼働次第ではあるのだけど、上手く行ってることの分析も大切なので振り返る。
課題解決解決マン
業務委託の仕事は基本的に上手く行ってる(と思ってる)し、同時に複数の会社にいることで視点の違いや成長がある。 特に以下のような条件のときに上手く行ってる。
- 課題が明確、または課題の掘り起こしから一任されている
- ステークホルダーと信頼関係を気付けている
- Classiなんかはいい例だと思う
- 裁量を持たせてもらい、実際に改善案を進めることができる
- 例えば技術的負債の改善チームの結成や社内勉強会の開催など
- チーム、プロダクトのいずれかに対して自分がオーナーシップを持てている
自分は業務委託で完全な第三者だからこそ、会社のステークホルダーに率直に意見具申ができる and 意見が通りやすいってのはあるなとも感じる。 例えば会社の組織改善していきましょう、こういうのが駄目です!みたいな時に、プロパーなら「CTOでもないのに好き勝手言いやがって」と思われるような場合でも好き勝手言える。 みんなの代弁者だったり、気ままに越境できる旅人のような役回りが自分にも向いてるのかも知れない。
イベント司会業
瞬発力が求められるシーン*3などやイベントのモデレーターみたいなのは強いことは再認知した。 障害対応、狙ってその場に居合わせることは契約上難しい*4けど、オンライン・オフライン問わずイベントでのモデレーター業みたいな単発の仕事も需要がありそうなので続けたい。
そういえば11/30にはVOYAGEのイベントでモデレーターをやるのでぜひ見てほしい。 司会をしながらTwitterやSlackに対応することをソダるって言われるようになりたい。
まとめ
特定の人、組織にがっつり入り込んで仕事をするのが好きなのでそれが上手く行ってるのは間違いない。 ただそれだけじゃなくて良い連鎖をスケールさせたり、広く影響を与えれるようなアプローチは引き続き検討したい。
今期も人を増やす予定はないので自分のリソースをうまく使いながら、多くの課題を解決する一年にしたい。