そーだいなるらくがき帳

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行動をするときに「自分には向いてないかも」と悩む時間は必要ない

 PHPカンファレンス関西懇親会で若者に「俺だってソフトウェアエンジニアの才能が無いかも…と悩んだことあるよ」って話をした。 そんな悩みを持っていたのは自分が25 ~ 26歳くらいの頃で自分はエンジニアとしてスタートが遅かった(異業種転職組)から、技術力の無さを痛感しながらも、それを才能の理由にしようとしていた。

続けるために必要なのは才能ではない

 悩んでいるとき、飲み会で当時の同僚で先輩の @maepon さんに相談した*1ところ、次のことを言われた。 自分が「才能ないかも」と言ったあとに帰ってきた言葉は「もし、お前に才能が無かったとして、じゃあお前はどうするんの?そのifの中に実装があるの?何も無いんだったらそのifについて考える時間は無駄じゃん。必要なくない?」って感じ。

 確かに才能が無かったとして、じゃあソフトウェアエンジニアを辞めて別の仕事したいってのがあるなら考えればいいけど、当時の自分は才能が無かったとして、でもソフトウェアエンジニアを続けたいっていう想いがあった。 つまりソフトウェアエンジニアとして仕事を続ける上で重要なのは才能の有無ではなく、 この仕事続けたいかどうか の意志であり、結局そこから10年以上この業界に居続けている。

今更たらればを言っても仕方ない

 多くの場面で似たようなシーンと向き合うことがあると思う。 マネージャーの才能が無い、経営者の才能が無い、自分にはこれは向いていない。でも結局向いていないからやらない、のではなく 必要だからやる って姿勢が仕事を進めていく。

 例えばもう自分はCTOになっている。 CTOとしての才能があろうがなかろうが、もうやっていくしかない。 だから「自分にCTOの能力が足りないのでは?」と考えても仕方ない。

 だって今更逃げ出すわけにもいかないし、代替方法もない。 出来ること、やらなきゃいけないことと向き合うしか無い。 能力が足りないなら伸ばすか、周りを頼るしか無い。 そのために必要なことを考えて改善していく中に自分自身の成長がある。

悩む若者たちへ

 SNSを見ればすごい人たちがたくさんいて自分とのギャップは苦しいし、仕事では毎日失敗をして途方に暮れるような思いをすることもたくさんある。 でもそれは自分もそうだったし、多くの先輩方もそうだったし、別に珍しいことでも悪いことでもない。 id:naoya さんのスライドを読むとnaoyaさんだって同じような気持ちと向き合って、歯を食いしばって前に進んでる。

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 こういう気持ちと向き合って続けて行った先に達成と成長があるし、達成にたどり着くためにできることは とにかくやるしか無い。 最後に自分の座右の銘を置いておく。

自分が行動したことすべては取るに足らないことかもしれない。しかし、行動したというそのことが重要なのである -- マハトマ・ガンディー

*1:これが伝説のそーだい号泣事変