そーだいなるらくがき帳

そーだいが自由気侭に更新します。

40歳になるので30代でやってよかったことをまとめた

 来週で40歳にあるので30代の振り返りとしてこれを書く。 そんな30代を全力で走ってきた中で、これは30代でやってよかったな。 もっと早くやってもよかったな。というようなことを書く。

 最初に行っとくと一般的にやったほうが良いということは基本的にやったほうがいい。 そういうのも含めて実際にやってみた経験も書く。

習慣を作れるようになる

 これは本当にやったほうがいい。 身につけるのであれば、早ければ早いほどほどいい。

 もう少し具体的に話すと自分がやりたいことを実現していくためには習慣にできるとよい。 なんでも習慣にできると強くて、自分はどうやったら習慣になるんだろう?ってところを理解して上手くハックして習慣化していけると自分のやりたいことがどんどん実現できるようになる。

運動習慣

 これも早ければ早いほど良いと思うが、朝か夜の散歩くらいからでもよいからやったほういい。 コロナ禍をきっかけに自分はパーソナルジムに行ったり、ボルダリングしたりしているけど、明らかに精神的にも良い影響を与えるし生産性も上がる。

 別にゴリゴリ筋トレしましょう!って話じゃなくて、ほんと20分くらいの散歩や有酸素運動とかでいい。 これは 運動脳 って本にも書いてある。

 涼しくなってきたし、普段運動不足だなって感じている人は昼休憩中に散歩したり、ちょっと夜、遠回りをして帰ったりなど運動習慣をつけることを勧める。 後述するけど、運動するコミュニティに属するのも良い。

毎日同じことをすることで差分から気づく

 自分は毎朝、ネスカフェゴールドブレンドを飲む。毎日同じ味の同じコーヒーを飲むが実は 味の感じ方はいつも同じではない というのがある。 そういう時に「あぁ……これは疲れが溜まっているな」とか「味が薄く感じるから熱が出るかもな」とかそういう体調面のことがわかる。

 他にも毎朝日報を書いてTodoリストを作っている。 それによって、自分の作業量も見えるし、振り返り自体もできて日報は良いなと思っているのだけど、時々日報をかけない日が続いたり、書く時に手が止まるようなことがある。 自分の場合はこういうときはとにかく仕事が上手く行っていない証拠でそういうときに一回仕切り直そう。とすることができる。

 このような感じで毎日の習慣から差分を見つけて、予兆として活用できると小さな問題に気づくことができる。

soudai.hatenablog.com

所属するコミュニティを複数持つ

 歳を重ねると自然と周囲の人は同質性が高くなっていく。 公立の中学校くらいまではランダム性も高いけど、高校あたりから周囲の人の同質性が高くなり、社会人になると交流関係の拡大が難しくなる。 わかりやすい質問として「今年、一緒に遊んでくれるような新しい友達はできましたか?」ってのがある。

 人間は自然と周囲の人達に影響を受けて同質化していくし、新しい交流を増やしていかないとライフステージが変わったり、転居だったり、残念なことだけど亡くなってしまったりでどんどん減っていく。 そんなわけで、いろんな人との交流があるコミュニティに属するのがよくて、特に複数持つとよい。

 例えばソフトウェアエンジニアならエンジニアコミュニティに複数属するといいし、運動コミュニティだったり、地域コミュニティ、ボランティアとかも良い。 自分だったら格ゲーのコミュニティの人たちは多種多様な職種がいて、業界の外を知れたりするし、ソフトウェアエンジニアのコミュニティだと年齢の幅も広くていろんな世代の人と話をすることができる。

 そんなわけでコミュニティに属する上で大事なことをそれぞれ説明する

多様性を確保する

 世の中にはいろんな文化、いろんな考え方、いろんな世界がある。 多様性の高いところに所属するといろんな発見もあるし、学びによって視野が広がる。 新しい考え方を受け入れて自分自身が変化していくことが成長のコツなのだ。

 だから多様性を確保するためにいろんな場所にいってたくさん出会いを作ると良い。 これは計画的偶発性理論といって、そういうところから素敵な出会いが生まれ、そして人生がガラっと変わったりする。

findy-code.io

年下から刺激を受ける

 多様性と一緒なのだけど仕事でもプライベートなコミュニティでも自分の周りの年下の割合が増えていく。 つまり、年下の人から学べることが新しい学びを得る可能性を大きく増加させる。

 そしてそもそもどんな時代も「新しいことに対して若者は我々よりも常に優秀である」という事実もある。 だからこそ、新しいことを若者からどんどん学んでいくことが変化して柔軟性を確保するうえで重要である。

soudai.hatenablog.com

年上から歴史を学ぶ

 じゃあ年上は疎かにしてよいか?と言われたらそんなことはない。 特に歴史を学ぶということはとても重要で、そこ技術であったり、文化であったりが形成されてきた歴史を知ると解像度がぐっと上がる。 同じように、先輩の失敗談や苦難の打開方法などは再現性があれば、自分自身の糧にもできる。

 具体的な話として、大事なことなんだけど世の中にはいろんな人がいるので、全てを平等に接しようって話ではない。 ただ「この人、めちゃめちゃすげーな!」って年上の人が周囲にたくさんいると良い。

 そんなすごいな、と尊敬できる年上の人をたくさん見つけよう。 それのためにもいろんなところに顔を出すことが効率が良い。 自分の場合、30代でガツンと成長した素晴らしいアドバイスをしてくれた人たちはみんな年上の尊敬している人達だった。

アドバイスはとりあえずやってみる

 新しい変化を得るために交流を広げましょう、の次のアクションとして いわれたアドバイスはとりあえずやってみる というのが本当に重要である。 計画的偶発性理論の中でも大切な指標とされているが、具体的なアクションとして以下のアクションがオススメなので紹介する。

勧められた本を買う

 とりあえず、会った人に「オススメの本とか最近読んでる本ってありますか?」って質問して、教えてもらう。 最近だとサイトだったり、Youtubeだったり、することも多いがそれらはハードルが低いので始めやすいが本の場合はコストがかかるので、そのまま忘れてしまいがち。

 なのでとりあえず買うと良い。 お金がない場合は近くの図書館に行くと良い。 近くの図書館で手に入らない場合、特に自分が20代の頃はお金もなかったので勧めてくれた人に本そのものを借りたりしてた*1

 借りると読まないとなって圧力もかかるので良い方法だと思う。 そうやって自分に新しい知識をインプットするサイクルを獲得するといろんな価値観や考え方に触れることができる。

 これは年上の尊敬している人に質問として活用すると良い。

周りが使っているツールやサービスを使ってみる

 ソフトウェアエンジニアなら特にやってほしいし、エンジニアじゃなくてもPdMやクリエイターの人も日常的にやっていると思う。 これは本と同様に新しいことに触れることで新しい知識をインプットするきっかけになる。

 そいて前述の通り、新しいことに関しては若者のほうが詳しい。 だから周囲の若者に教えを請う良いきっかけになる。 これは後述するが わからないことをわからないと言える ことにもつながる。

基礎を身につける

 30代になると20代の頃に比べて仕事の難易度は上がっていく。 そして、自分の解ける問題のサイズの限界がその人の仕事のサイズになっていくわけだ。

 そのロジックの時に多くの人が30代で自分の解ける問題のサイズの限界にぶち当たる。 そんな時にまだ拡張したい、立場上なんとかしないといけない、というならば初心戻るに近いが基礎を見直そう。

 ソフトウェア開発、マネージメント、経営、なんでも「とりあえずやってみよう」でやってきたことがたくさんあるはず。 だからこそ、このタイミングで基礎を正しく身につけることでもう一段上のステップを登る。

わからないことをわからないといえる

 基礎を身につけるうえでとても最初の一歩として 自分がわかってないことを認める というのがある。 わかったつもり、曖昧な知識のままで基礎を身につけることはできない。

 ではわかってないことはどうやって判断するか?というと自分の言葉で具体的な説明ができないことは基礎ができていない。 曖昧な知識だなと自己認知したもう大丈夫、あとは学べば良い。

 そして学ぶ際に周囲を頼ればいい。自分で色々調べるのも面白いし良いのだけど、効率よく学びたいのであれば詳しい人に教えを請うのは早い。 そのために前述のコミュニティが活きる。

先人から学ぶ

 いかにして問題をとくか という本にもあるが、対象の問題を抽象化すると類似性が見えてくる。 そしてその類似の問題はこの200万年の人類の歴史の中で誰かが解いてる。

 つまり、自分が困ったなぁわからないなぁということを学ぼう。 そのときに重要なのが抽象化能力だ。 抽象化を学ぶには具体と抽象を読むと良い。 これもまた先人の知恵を学ぶことそのものだ。

 あとは日報を書くのも良い。 これについて手前味噌だが以下のスライドが良い。

speakerdeck.com

おわりに

 30代に限らず、やったほうがいいことだな。という感じになったがこれを踏まえて40代、もっと豊かでワクワクする40代にしていきたい。

*1:あの時借りたままの本もあるが……