そーだいなるらくがき帳

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成果で評価していくということ

最近、この話をすることが多いのでブログに個人的な意見をまとめる。 まず成果主義と結果主義は違う。 勘違いされてる人が多いけど成果主義は成果とそれまでの過程を踏まえて評価する。 結果主義はその言葉の通り、結果のみで評価する。 そのため売上を至上と置いてる営業の評価をする場合などは結果主義はわかりやすい。 個人的な意見では結果主義は嫌いではないし、スポーツなどは完全に結果主義だ。 それは置いといて、多くの会社は成果主義であるし、だからこそちゃんと成果で評価すべきだ。 その点について次のようにまとめる

成果を評価するということ

成果を評価するためには 目標を設定すること行動すること が必要だ。 行動した結果、成果が生まれ、そしてその成果が目標を達成したかを評価する。 結果主義であれば目標に対して、成果がどの程度達成したかの差分だけで評価する。 成果主義はその過程も評価するので達成した上で、例えばより良い改善点が含まれていればプラスになるし、大幅達成でも勿論プラスだ。 しかし過程を評価するのは成果が目標を達成してるときに限る。 成果が目標に達しなかったとき、それはそもそも過程が悪いから成果が達成できないからだ。 勿論、目標が不適切(見積もりが甘い、割り込みタスクで状況が変わった)などはありえる。 その場合は適切に目標を再調整出来なかったマネージャの責任だ。 つまり、成果を評価するには マネージャが適切に目標を設定すること プレイヤーが行動すること が重要なのである。

自己研鑽は評価に含めるか

結論、私は業務内外の時間を利用した自己研鑽自体を評価に含めるべきではないと考える。 自己研鑽をした結果が成果として会った場合は適切に成果を評価してあげれば良い。 例えばプライベートの時間に自己研鑽の結果、新しい技術を覚え、自動化によって目標以上の評価を上げたならそれは素晴らしい成果だ。 そして特にプライベートの時間に自己研鑽をしていなかったが、業務時間内で調べた範囲で同じように自動化し、目標以上の評価を上げたならそれは同じように素晴らしい成果だ。 これはどちらが良い悪いの話では無く、成果を基準にどちらも正しく評価しましょうという話である。 この話で似たような所に 勉強会に参加する人をプラス評価するか? という話がある。 これも同じように評価をしない。 評価しないというのはプラス評価でもマイナス評価でも無いということだ。 あくまでも業務で出した成果の内容と業務に関する過程を評価することで働き方や私生活は評価の対象にすべきでないということだ。 これが成果で評価するということだ。

行動したことが成果である

成果はなんらかの行動した結果なので良し悪しはあれど、成果である。 この良し悪しをどの基準で評価するか?というのが目標であり、評価制度であり、その会社のカラーなのである。 例えば「リスクを背負わない」という行動の結果を評価する会社もあるだろうし、「チャレンジを推奨する」という会社もあるだろう。 口では「どんどんチャレンジをしよう」と言っても評価制度が「チャレンジした結果、失敗すると大幅給料減」のような会社ではチャレンジは生まれない。 行動した結果が成果であるということは、成果はなんらかの評価されるということであり、逆説的いくと評価基準によって出して欲しい目標や成果が決まり、それによって行動が決まるのである。 つまりマネージャーの仕事とは適切な評価と目標設定ができれば多くは解決するとも言えるのである。 目標設定に関しては過去にもブログに書いたことがあるが 適切な大きさの問題を設定する ことが大切である。

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正しく評価出来るか

ここまで読んでくれた方々ならお気付きだろう。 成果で評価するには正しく評価できるか、がとても大切なのである。 ここで正しく評価するということはどういうことだろうか。 成果と目標の差分であるのだからわかりやすい目標が設定できていれば、評価はしやすい。 つまり評価しづらい成果は目標の粒度が粗いとも言える。 例えばコミュニティを活性化させる、という粒度が大きいと最終的に何をするか、どうするかもわかりにくい。 そこで一つ粒度を下げるとその中でもアウトプットをする、という目標が置ける。 そしてアウトプットが目標なのであれば更に粒度を細かくすればブログを月に1本書く、という目標まで落とし込めればいい。 このように問題のサイズを分解して、適切なサイズになるとプレイヤーもマネージャーもわかりやすい。 逆に小さくしない方が良い場合もあるだろう。 私の場合、アウトプットはブログ以外のアプローチもあるため、アウトプットによってコミュニティの活性化を狙うのであれば、「コミュニティの参加者が100人増えた」のような目標設定の方が仕事がやりやすい。 これが 適切な大きさの問題を設定する ということである。 そして大切なのはプレイヤーが目標を全ての達成したが業績が良くなかったとき、これはプレイヤーの評価を下げるべきではない。 なぜならば目標を設定するのはマネージャーの仕事であり、その目標を達成した結果、チームや事業が成長出来ないのであれば目標設定が悪かったと言える。 もっと言えば目標設定の大本になる事業方針が不適切だった場合は勿論、経営者の責任である。

成果で評価すると言うことはこういうことなのである。

まとめ

私は今は経営者でありマネージャだ。 つまり私の今の仕事は適切な問題を生み出し、適切な問題を設定して、多くの問題を解決してもらうことが私の仕事なのである。 そのためには問題を解決するプレイヤーが必要であるし、そのためにはプレイヤーを信頼しなければならない。 だからこそ私は成果で評価していきたいし、成果を出すためのチャレンジは行動成果として評価したいし、そこで失敗したのであれば私がフォローする。 それもまた適切な問題設定だと思っているし、そういうチームを今、作っている。

以上となるが読者の皆さんのチームについてもぜひ、教えて欲しい。