そーだいなるらくがき帳

そーだいが自由気侭に更新します。

失敗から学ぶ登壇のそーだいなる歩き方

 私は登壇芸人と呼ばれる程度にはそれなりの数を登壇している。

 そんな私も最初から出来たわけでは無く、数多くの失敗の結果、今のスタイルになった。 そこでその失敗を共有し、誰かの参考になれば良いと考え、筆を取った。

失敗談

 その昔、私はTDDあかんやつ() *1 と呼ばれる下ネタ満載のLTを勉強会の懇親会で行ってめちゃめちゃ怒られたこともある。

 他にも 山羊発言 や15分の持ち時間で30分喋るなど、多くの失敗を乗り越えて今がある。

そこで今日はその失敗の末に学んだことを共有する。

人間は失敗して良いし、再挑戦すれば良い

 失敗はしないほうがいい。しかし失敗したら終わりではなく、リトライしていい。 だから失敗した場合はしっかりと反省し、次回に活かせば良い。必要以上に落ち込むことも、次回のハードルを上げる必要もないし、周囲もそれを踏まえて受け止めるべきだ。 ソフトウェアでもコミュニティでも 失敗を全くしない仕組み よりも 失敗を最初から許容して素早くリカバリ・リトライできる 仕組みの方が安定するしスケールする。

 だから1回の失敗に心を折られないことが何よりも大事。

資料は余裕を持って作成する

 登壇資料は余裕を持って作ろう。スケジュールに余裕があれば素振りする時間もあるし、場合によっては事前にレビューを受けることも出来る。

 私の場合は1週間前にくらいには資料をインターネットにあげてしまうことが多い。そうすることで自分の中で固まった資料を多くの人の目に晒すことでレビューを受けているとも言える。 当日より前に多くのレビューを受けれることはとても大きな意義がある。なぜならば、間違ったことなどに対して事前に指摘してもらえるからだ。 もし、会社にレビューを受ける仕組みがあるなら積極的に活用すると良い。レビューは自分を救ってくれる。

 またスケジュールは最低でも3回は素振り出来るスケジュールを組むと良い。 素振りの数だけ発表のクオリティが上がる。

資料に余計なネタや卑下は不要

 読んだことがない人は今すぐ、この id:shin1x1 さんの記事を読んでほしい。

blog.shin1x1.com

 読み終わっただろうか。ここに書いてあることはテックカンファレンスに限らず、何らかのアウトプットの全てに通ずる。 他にもAというソフトウェアを勧めるにあたって、Bというソフトウェアを貶す必要もない。 その場合はただただ素晴らしさを伝えれば良い。シンプルは全てに勝るので余計なものは削ぎ落とし、伝えたいことにフォーカスしよう。

自分なりの考えや学びを織り込む

 テーマに対して、自分しか無い「何か」を織り込もう。これはとても貴重は「経験」や「知恵」をアウトプットしていることになる。 それはどんなドキュメントにも無い、聴衆が1番知りたいことだ。

フィードバックを恐れない

 アウトプットするとフィードバックが気になる。それは人間の性だと思う。だがどんなに頑張っても2割の人とはソリが合わないとよく言われし、逆に2割の人は何をやっても味方であると言われる。 つまり、残りの6割は自分のアウトプットで変化するわけで、全体の半分の人が満足してくれるアウトプットでも十分意味がある。

良い図面は言葉に勝る

 図面を作るというのは大切だ。言葉で説明が難しい場合は図面にしよう。 もし、図にすることが自分の中でできない場合は「自分の中で理解が浅い」と受け止めていいだろう。 そして図という抽象化が出来ないほど理解が浅いのであれば言葉で説明するのはより難易度高い。

 だから図面を作るというのは大切だ。また良い図面は言葉を減らしてくれるし、スライドの枚数も減らしてくれる。 また手が込んだ図面で無くても良くて、正しい抽象化され、わかりやすいシンプルな図面が良い図面だ。

 だからおもしろい画像を探すより、自分の意見を伝える図面を作ることの方が大切だ。

まとめ

 時間の合間に書いてみたが、他にもたくさんのTipsが世の中にはある。 そういう意見を自分の中に取り入れながら失敗すればリトライして、自分の言葉でアウトプットしていこう。

*1:TENGA Driven Docking という本当に怒られ満載のネタをやって本当に駄目