そーだいなるらくがき帳

そーだいが自由気侭に更新します。

香川大学の学生向けにソフトウェアエンジニアの生存戦略について話をしました

7/21に香川大学で講演させていただきました。そーだいさんと言えばRDBでしょ!?みたいな感じで先にタイトルが決まった感じですがRDB全然関係ない感じになりました。

僕が超絶リスペクトしてる id:t-wada さんとそこそこリスペクトしてる上司の id:onishi さんの名言を引用させてもらいました。僕はこの2つの言葉が10年戦えるエンジニアの核心をついてると思っています。
つまり

  • 技術は螺旋なので継続的な知識の更新は必須
  • 手を動かす(一歩目を踏み出す)者が未来を作る

という2点を踏まえた上でエンジニアにはそれぞれ得手不得手があるわけです。この得手不得手を理解して自分がどのフェーズを戦場として戦うか?って話をしました。この話は前もブログに話をした内容です。

soudai.hatenablog.com

そこで僕の経験談としてDBを交えて話をしました。

サービスを作るのが特に好きなタイプではないけど技術は何となく楽しい人はどうすれば?

香川大学の生徒たちはとにかくみんな積極的で常に質問攻めで非常に楽しい時間を過ごしました。そして懇親会の中で上記の質問がありました。作りたいサービスがあったり、プログラミングで実現したいことがあれば手を動かしやすい。けどPythonを覚えました、じゃあ次に特に作りたいものが無いんですってのがその若者の悩みでした。その気持ちは僕も一緒なのでめちゃくちゃわかります。何かを学ぶことは知的好奇心を刺激するので楽しい、技術的な話をするのは学びがあって楽しいんですよね。でも次の一歩目が出ない。そんな時はOSSの小さな問題を解決していくと楽しいよって話をしました。例えば既にそれなりに成長してるOSSのドキュメントの誤字脱字を直すだけでも貢献です。ドキュメントを読むことでそのOSSにより詳しくなります。僕もPostgreSQLMySQLのドキュメントはそこそこ読みました。また例えばマストドンのissueなんかは解決するとサクッとプルリクエストがマージされる印象があります。マストドンは最近はパフィーマンスのissueが多いので解決を繰り返すとすごいパワーがつくと思います。そういうことをすると 0→1 が得意じゃないとしても 1→10 や 10→100 の時に重宝される実力が身につきます。なのでどんどんOSSとコミュニティを活用してほしいって話をしました。

まとめ

今回の話をする中で自分自身の今までのキャリアを振り返るいい機会になりましたし、若者からの質問攻めは非常に刺激的でした。僕も多くのスターエンジニアの人たちに多くの学びを貰って今があると思っています。勿論、先人の方々に並べたとは思えないのですが少しでも恩送りが出来たかなと思っていますし、僕自身が非常に良い経験をさせてもらいました。香川大学、機会があればまた行きたいです。

次回のそーだいさんは?

来月初めのBuildersconでRDBアンチパターンリファクタリングの話をします。

builderscon.io

若者に貰ったパワーをさらに増幅してこの月末のタスクを倒していきたいと思います。