私がはてなに入社した時には大方話が進んでいて、見守るだけだったMackerel本だがついに発売されました。普段MackerelのCREとして活動している自分にとって「お客様に勧めれる本かどうか?」って言う点と「読んだ人に本の内容を質問される可能性が高い」ので一通りちゃんと読んだ。
みんなに勧められる本か
結論:安心して勧められる。
私はMackerelをそれなりに知っている前提だが全部ちゃんと読むと4時間程度で読めた。つまり分量的にはそんなに多くはない。カラーが多く、文字も大きいので比較的サクサクページが進む。特に前半部分はMackerelを一度でもインストールしている人は読み飛ばせると思う。必要な箇所だけ読むならそれこそ1時間である程度つかめる内容だ。なのでMackerelを全く触った事ない人は id:koemu さんの言うとおり、公式本として力を発揮するだろう。新メンバーが入ってきたときに読ませるにもちょうどいい。
じゃあMackerel使ってる人は読まなくて良いの?
そんな事は無くて一歩進んだMackerelの活用事例は参考になるはず。例えば下記のドキュメントにあるようなGitHubの活用などやシステムメトリックの見方などはとても有益だし、一読の価値がある。下記の2つの記事を読んで面白なと思った人は是非手にとってほしい。他にもChefやServerspecの連携などはてなが提案するInfrastructure as Codeが垣間見れるはずだ。
そーだいさん的に良かったところは?
プラグインの話はとても良かった。勿論基本的な作り方も抑えてあるがGoで作るためのヘルパーの使い方やプルリクエストを出すための命名規則などのお作法も書いてある。Mackerelはオープンソースソフトウェアなのでコレを気にOSS活動を始めたい人もプラグインを作った事ない人も是非読んでほしい。私もこれを読んでGoが書きたい気持ちになった(書くとは言っていない
まとめ
Mackerelをこれから導入しようかな? or モニタリングとか監視サービスよくわからんって人には是非オススメの一品になってる。またグラフやスクショが多く読みやすい点も良い。これは私も積極的に訪問先で勧めて行こうと思う。