先日、Global Summitに参加するためにアメリカのシアトルに行ってきた。
その時の知見を共有する。
事前に準備するもの
以下、細かく説明
パスポート
当たり前だけど絶対要る。 しかも発行までに2週間位かかる上に、継続ではなく新規の場合は準備物も多い。 例えば本籍が県外の場合は戸籍抄本の取り寄せが必要で多くが郵送手続きになると思うのでそこで1週間位かかる。 そうなると最短手順でも1ヶ月くらいはかかるし、パスポートは平日しかやってないので業務の調整も必要だろう。 なので予定があるなら最優先で早目に対応することがオススメ。 仮にパスポートを持っていても有効期限は必ず確認しよう。 なお、戸籍抄本の取り寄せは戸籍郵送請求書のテンプレが各地方であるはずなので調べてみよう。。 下記の内容をざっくり書いてあれば大丈夫だけど心配の場合は対象の市役所に一度電話で連絡して確認するのが良い。
ESTA
ESTAは、米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日から義務化されました。このオンラインシステムは、ビザ免除プログラム(VWP)の一部で、短期商用・観光目的(90日以下)の目的で旅行するすべてのビザ免除プログラム渡航者は、米国行きの航空機や船に搭乗する前にオンラインでESTA渡航認証を受けなければなりません。
つまりシアトルに行くためには絶対必要。
通常一度認証を受けると米国への複数回の渡航が可能で、2年間有効です。ただし、2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日をもって無効になります
一度申請した事がある人は早目に確認したほうが良い。 申請すれば1日程度で許可が降りると思うので(早ければ数時間)パスポートの確認と一緒にやってしまうのが良い。 下記のサイトから申請すればいいが特に難しいところは無いし、わからないところは空白にした感じでわりとざっくりでも申請が通った
航空券
ツアーを組んでいるのなら気にしなくてもいいかもしれない。 自分で取る場合はいろんな手段があるので適宜予約してほしい。 ここで大事なのは予約した飛行機のeチケット控えは 紙で印刷しておくと良い なぜなら成田空港はめちゃくちゃ遠いため暇をつぶすためにスマホをイジっていたらスマホのバッテリーが無くなり、チケット情報が見れなくなるかもしれないからだ。 国際便に乗り遅れると本当に辛いので備えあれば憂いなし。 ちなみに行きは慣れている日本とは言え、航空会社によってターミナルも違うし、案内に質問する時に紙に印刷しておいて楽だった。 玄人になれば印刷しないでも問題ない。 あとANAの場合(むしろ他を知らないのだけど)はチェックインは事前にWebサイトで出来る。 事前に出来ることはやっておくと便利なのでオススメだ。
ホテルの予約
ホテルは当日探すよりも事前に探して置いたほうが安く済むことも多いし安心。 英語に自信が無いならWebで申し込みした申請内容とか印刷しておくと安心。 ちなみにホテルは自分はexpediaで取ったけど簡単で良かった。 なお、ホテルではパスポートと一緒に支払い済みでもクレジットカードを求められる。 これはホテルの有料サービスを使った時に引かれるため。 なので後述の通り、海外で使えるクレジットカードは用意すること。
ドル
アメリカはチップ文化。 とはいえチップもクレジットカード払いで指定できたりするのでそんなに多くの現金は要らない。 連泊する時にベッドメイキング用のチップなどで利用するために1$を多めに準備するのが良い。 基本的にクレジットカードで全て解決するので高額の札($50や$100)は不要。 銀行に行くと大体パック売りなのだがパック売りだと$50$とか$100を混ぜられる。 なのでそれよりは任意の金額に変えれるところの方が良い。自分は新宿のトラベレックスで交換した。 他の方法としては成田空港でも交換出来るし、現地についてクレジットカードなどで現金をキャッシングも出来る。 ちなみに交換した内容は次の通り。
- 1ドル…20枚
- 5ドル…10枚
- 10ドル…13枚
- 計 $200
強盗に会った時のために$50($10を5枚)を強盗に渡す用の財布に入れていた。 結局それを使わなかった&クレジットカードでほとんど対応できるため$100以上余った。 もっと少なくても良いかも知れない。
インターネットに接続する手段
我々はインターネットがなければ死ぬ。 大事な事だがインターネットは必ず必要だ。 逆にインターネットがあればGoogle Mapも翻訳ツールもWebサイト調べも出来る。 インターネットは偉大だ。しかしインターネットには勝手につながらないので以下のいずれかの選択を取る必要がある。
- 国内キャリアのローミング(海外パケホ)
- 海外モバイルルータレンタル
- 現地で使える海外SIM買う
これは上から大体、お金は掛かるが便利な順番に並んでいる。 まず1.のローミングは何も考えなくてもスマホがインターネットに繋がってくれるのが良い。 どのキャリアも海外パケ放題を用意しているのでそちらを使う必要がある。 ドコモは申込不要で海外パケ放題が付いてくるようだったが1日最大で2,980円する。 今回自分は3/3 - 3/9の1週間だったので20860円と2万円を超えてしまう… ただちゃんと申請すると 1day 980円 のプランもあるしこれだと後述のWi-Fiルータよりも単純な利用料金で見ると安い(使える量は少ないがGoogle MapとTwitterをするだけなら充分) このへんは手間と料金がトレードオフなので要相談。 会社スマホはSIMはドコモ系列のSIMだったのかアメリカに行っても切り替わってくれたしSMSも出来た。 使わなければお金がかからないので基本データローミングを切っていたけどバックアッププランとしては優秀なので覚えて損はない。
次に海外モバイルルータのレンタル。 自分はPC経由でもインターネットを使いたかったし、普段使いのSIMは海外に対応してない安SIMなのでイモトのWi-Fiでレンタルした。 3Gと4GがあってTwitterするくらいだったら3Gでも問題ない。 だが自分はビビって4G+安心プランにしたので結局最終的には15,968円とそれなりに高くついた。 しかしこれは相応の対価だと思う。 実際に受け取り・返却は空港の該当の窓口で当日に出来るのだがとても簡単でかなり楽だった。 またWi-Fiルータの電源を入れるだけで空港ですぐインターネットに接続できてシンプルだ。 3Gだともう少し安くなるし、何の苦労も無く出来るではじめての海外の場合としてはオススメ。 ただし上記の海外パケ放題とは違って使わなくてもお金が掛かるので長期間の滞在や移動範囲に常にWifiがある場合などは向いてない。 自分の場合は1.のプランが使えなかったというのが大きくて使えるなら1.と比較してから決めるのがオススメである。 なおWi-Fiの設定を自分で出来ない人は1.以外の選択肢は無い。
最後に海外利用できるSIMを利用する場合。 Amazonや専用サイトなどでも事前に買えるらしいが現地の空港などでも買うことは出来る。 多くは海外用プリペイドSIMを使うことになる。 メリットはプリペイドタイプなので事前課金で使いすぎることが無くて安心でそして大体の場合、上記の2つより安く済む。 ここで課題は次の2つ。
現地で購入する場合はショップの人と会話が必要だし、SIMの設定は基本現地の言葉でSMSやメールが飛んでくる。 今回の場合は英語なのである程度慣れていれば問題ないが初見だと厳しいと思う。 特にそういう設定に疎い人は絶対にオススメしない。 なぜなら多くの場合、SIMの設定前は自分のスマホはインターネットに繋がっていないので調べることもできないのだ…(一緒に行った人が苦労してた) とは言え、初期設定費を払えば日本でも設定出来る海外SIMもある。 長期滞在の場合などはどうしても前述の2つは高くつくので検討しても良いとおもう。 ただ格安スマホだとSIMフリーでも海外の高速バンドを掴めず四苦八苦することがある(一緒に行った人その2が苦労してた) 1.のバックアッププランがある状態でチャレンジするのはアリだと思うのでキャリアのSIMでシムフリースマホの場合はオススメ。 ただし現地で契約する時は現金で買うこと。 クレカを使った時に間違えて定期更新みたいなやつになってしまう(店側に悪意がある場合も含む)と解約が大変とのこと。 また現地で買うパターンとしてはスマホを英語設定にしてお店の人に設定してもらうパターンもあるとのこと(これは良さそう)
TSAロック対応のスーツケース
アメリカでは、9.11の同時多発テロ以降、アメリカを発着する航空機では荷物の検査が厳重化しています。そのため、アメリカでは、旅行者のスーツケースを無作為にチョイスして、スーツケースの中の検査を行っています。現在、アメリカ入国では鍵をかけないか、鍵をする場合には「TSAロック」対応の鍵をつけることが義務付けられています。
つまりアメリカに行くならTASロックは必須。 なかったらスーツケースを壊して持ち物検査をされても文句は言えない。
で持っていない場合はレンタルがオススメ。 僕はサムソナイトのスーツケースにしたけど自分で買うには高い。 そしてそんなに旅行も行かないので買うのも悩むって人は安物買うより、本来は高いスーツケースをレンタルした方がQoLは圧倒的に良い。 サムソナイトのスーツケースは軽いし、サイズも好きなものを選べる。 1週間程度レンタルしても5000円をちょっと越えるくらいだったので年に1度くらいの旅行で使う分にはレンタルが本当にオススメ。 下記のサイトは家までヤマトが運んでくれて、返すのも来たダンボールにいれて返すだけ(ヤマトに集荷に来てもらう)なので簡単。
クレジットカード
インターネットと同じくらいクレジットカードは大事。 どこでもクレジットカードで払える反面、クレジットカードが止まると何も出来なくなる。 そのため事前に2枚は持っておこう。 また普段使いがJCBの人は使えない場所もあるのでVISAかMasterCardを持っておくと良い。 あとは必ず事前に海外旅行を行くことを電話で連絡した方がいい。 結構カジュアルに止められる。 とは言え、Dカードは電話連絡がくっそ待たされる上にたらい回しにされるし、兎に角最悪だった(1時間は掛かった) メインのカードとスマホ、ドコモ(ガラケーがある)を辞めて他のカードにするぞマジで!!って思ったし、本気で検討する。
その他
ほかにも色んな知見を貰ったので纏めた。 事前に100均とかで手に入るものばかりなので心配なら買っとくと良さそう。
Twitterからの知見(2018/03/15 追記)
ESAT申請サイトですがかなりの頻度でダウンしていることがあります
— 石川@驚きの白々しさ (@ishikawa84g) 2018年3月15日
DCカード(JALカード VISA Club-A)がニューヨークで止まったのですが、米国の番号にかけたら日本語で対応してくれて、10分くらいで制限が解除されました。
— こえむ (@koemu) 2018年3月15日
良いまとめだ。
— Oakbow (@Oakbow7) 2018年3月15日
・Webチェックインは多分世界共通。座席指定できることが多いので、やったほうが良い。
・宿泊先が決まっていないと入国拒否される国も合った気がする。
・現地通貨は両替などではなく、現地のATMで出金するのがお勧め。PLUS表記のあるカードとATMで可能。 https://t.co/XYzoZqxkON
・期間にもよるけど米ドルは$100もあれば足りると思う。
— Oakbow (@Oakbow7) 2018年3月15日
・ネット接続手段はモバイルルータのレンタルが断然オススメ。最近はApplie SIMという選択肢もあるけどまだちょっとハードル高そう
・TSAロックのスーツケースは多分世界中どこでも必須
・クレカはとても大事。現地発行じゃないと使えないこともあるようだけど、基本的にVISAだったら大丈夫だと思う。残高不足などで止まっていないか渡航前にチェックしたほうが良い。渡航の有無は特に伝えなくてもいいと思うけど。。
— Oakbow (@Oakbow7) 2018年3月15日
・Uberのアカウント作成とクレカ登録はほんと事前にやっておいたほうが良い。LyftやGrabなど、国によっては同様のサービスが他にもあるのでそっちも。
— Oakbow (@Oakbow7) 2018年3月15日
・短期だと不要だと思うけど、インターネットバンキングできるようにしておくと救われることが。
個別にホテルの予約に関する知見
ホテル業界で海外旅行によく行く人、格ゲー勢の友人が教えてくれた。
旅行業界的見地から言うと、旅行サイトは行く地域によって使い分けたほうがいい。具体的には
- 米国方面:Expedia
- 欧州:http://Booking.com
- アジア:Agoda
これはそれぞれの本社が
- Expedia:アメリカ
- Booking:オランダ
- Agoda:シンガポール
にあるためで、基本的にはお膝元のサイトのほうが掲載施設数が多い。 とはいえ有名所はどこも押さえているので、細かく探したい場合というくらいに考えておいていい。 サイトの使いやすさはブッチギリでBookingが良い。 航空券とセットの場合はExpedia一択(ほかがシステムがない)
あとExpediaの系列が、10泊したらその10泊の平均価格のホテルが1泊無料っていうのなんかをやったりしてる
あ、ホテル予約の注意。日本と違って海外のホテルは(というか習慣は)キャンセル料は容赦なく取ってくる。そのかわり早割とかの割引も充実していることが多い。ホテルを撮ろうとしたときに予約条項は確認したほうが良いです
引用ここまで。 ホテルのキャンセル条件はしっかり確認したほうがいいですね。 航空券もそうだし、キャンセルリスクをしっかり意識してスケジュール組みましょう。
携帯ウォシュレット
同じ人から
あとここ2年で4回ヨーロッパ行った身からすると、安いやつでいいので携帯ウォシュレットを持っていくと世界が変わる。向こうのトイレにウォシュレットは絶対にないし、なんなら新しい建物でもトイレはしょぼい。
これは多くの人が言っていて、今回持っていかなかったけど次回は購入しようって気持ちにあった。
海外SIMについて
同じ人から
海外SIMについては現地でSMSを使ったアクティベートなんかが必要だから、現地の携帯ショップ(日本でいうとauとかドコモとか)に行くとだいたい望んだものが手に入る。そうでなくても空港の売店とかでお姉さんが呼び込みしてる。中華製なんかの多バンド対応の大きめの画面のスマホとか一個持っとくと楽
何度も書くけどインターネットで検索したりTwitterするには海外SIMが一番コスパ良い。 上にも書いたけど次回はスマホを英語モードにして空港で設定してもらう奴はチャレンジしたい。 ただエンジニアの場合は結構ヘビーにSSHしたりgit pullすることもあるかも知れないから悩ましいですね。
アウトプットすると更にインプットが来て便利。