昨日、リモート雑談会の中で id:katzchang がめっちゃ良いことを言ってたので自分のためにも、みんなのためにもここに残す。
結論
作業を増やすことに敏感な人は少ない。
— そーだい@初代ALF (@soudai1025) August 13, 2020
仕事と作業を同じと捉えていて、作業をすると仕事の進捗があると感じてしまう麻薬みたいなのはある。
それによって複雑さを導入して仕事、作業を増やす。
本当に必要なの作業を減らしてビジネスを前に進めることに注力する。
それが仕事をするってことだよな。
ちゃんとWhyを意識して、問題の本質を理解し、解決することで、不要な作業を減らし、仕事を減らしていくことがITを活用する上で肝要である。
仕事を増やさない
これは本当に大事。 例えばリリース手順書を作りました!ってなると作業の内容が変更になるたびに手順書のメンテナンスをしなければいけない。 そうすると作業が増えるのでリリース方法をできるだけ変更したくないという力学が働きやすくなる。 その結果、自分たちがリリース方法を変えるだけでより良くしていける可能性があっても無駄な議論が増えたり、間接的な作業がまた増えたりする。
こうやって作業が増え、仕事が増え、リソースがどんどん足りなくなる。
ここでの本質はリリースを誰でも出来るようにすることだ。 だからリリースはドキュメント化するのではなく、自動化することが大事だし、誰でも出来るようにすることが大事なのだ。
似たような話は至るところにある。 要はバランスおじさんにはなるが、極度の自動化を進めましょうというつもりは無くて、「それって自分たちの仕事が増えてない?」と気付けることが大事であり、機微を感じれるようにすることが大事。
Howに没頭しない
仕事を増やさないために重要なことはHowに囚われないこと、そして没頭しないことだ。 本当は不要な進捗でも、Howを行うと進捗がした錯覚に陥る。 進捗はたしかに全てを解決するが、進捗には同様に強い中毒性があり、必要以上に進捗を求めてしまう。
その結果、Howに囚われてしまう。
だから物事を進めるために必要なことにスコープを絞る。 自分もよく陥る罠だけど、ミーティングをしただけではビジネスは進まなくて、何かをエンドユーザーに届けなければ価値はない。 だから「今週もミーティングばっかりだったなぁ」となっている時に、本当にそれはビジネスを進めている仕事なのか?は仕事を減らす上で大事な視点だ。
場合によってはコードを書くことだって同じだ。 実はそのコードは、その機能は、本当にユーザにとって必要なのだろうか?という視点で言えば、KISS原則やYAGNI原則の話とも言える。 つまりコーディングが好きな人にとって、コーディングの時間と手間を増やしてしまうことはありがちな罠であるということだ。
そして本当は不要だと気付いたなら今すぐ辞めることが大事だ。 いつのタイミングでも気付いた時が最短で物事を変える事が出来るタイミングだからだ。
このHowに囚われないために重要なことがWhyを意識するということだ。
まとめ
問題にフォーカスする。 その上で問題を技術で解決する。
その力もまた、技術力なのだ。