そーだいなるらくがき帳

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地方の田舎者が東京に3年住んでわかったこと

 東京に出てきて3年が経った。 前回、1年のタイミングで感じたことからの差分を今回まとめる。

soudai.hatenablog.com

移動費が思っているよりもお金が掛かる

 JR、バス、地下鉄など東京の交通網はとても便利で車は必要ない。 しかし逆にいえばどこに行くにも移動費が掛かる。 誰かと飲みに行くような集まりの場合、渋谷か新宿になることが多い。 その場所が通勤定期の範囲なら良いがそうでない場合はコストが掛かる。 ちなみに自分はどちらも対象では無い。

 地方の車暮らしと比べると車の維持費やガソリン代が交通費に変わるだけではあるのだけど、家族で出かける時にこの差は結構出る。 例えば自分の場合は5人家族なのでバスに乗ると片道 220円*3.5(子供3人は半額なので1.5人分) かかるし、さらにそこから電車に乗るとプラスアルファ。 そのため電車に乗るような遠出をすると往復で2000円くらい掛かることは珍しくない。

 我が家で該当するような事例だと新宿に映画を見に行く、動物園や水族館などの大型施設に行くなどが該当する。 外食などであれば最寄り駅の範囲で収まるのが理想ではある。 ただバスは夏休みなどの子供の長期休暇期間だと子供料金が現金払い50円をやっていたりするし、バス定期を持っていると常時50円に出来たりする。

 交通費は定常的に発生するコストなので上手く節約すると良い。

自転車を使う機会も多い

 節約面で言うと自転車を使うことは必須と言って良い。 我が家では西友のネットショップを食品や雑貨の仕入れで活用することが多いが、それでもスーパーに行く必要が出ることが度々ある。 そうなると自転車は必ず必要だ。

 しかし東京は坂が意外に多い。 そのため電気自転車は必須といえる。 子供がある程度大きくなったらなったで買い物量が増えるのでパワーのある電気自転車は生きてくる。 たしかに電気自転車はイニシャルコストが高いけど、必ず元が取れるのでオススメの選択肢だ。

公共の施設の数が多い

 図書館やスポーツセンターなど公共の施設が多い。 しかし少し離れている場所にありがちなので自転車を活用することが必要だろう。 公共の施設は無料または低価格でサービスを提供しているのでオススメだ。

 例えばスポーツジムや接骨院などのサービスを提供しているところもあり、もちろん低価格なのでオススメだ。 自分は子供とよくプールに行って活用している。

人がとにかく多い

 わかりきっていることだが人はとにかく多い。 ちょっとした要因で激混みになる。 例えば朝の通勤時間帯に電車が止まっただけで電車だけでなく近隣の公共交通機関が激混みし、タクシー乗り場に列が出来る。 近くのマックでは時間潰しの場所を求めて席が埋まる。

 このように人が多いことを感じる機会が度々ある。 これはメリットでもデメリットでもなく状態だと思うので、それを受け入れながら自分の許容範囲を知っていくしか無い。

 といっても少し離れれば地方都市くらいの人の量になる場所も沢山ある。 例えば立川などは生活に必要な場所も娯楽も一通りある上に、程よい人の量だ。 西武新宿線沿いはちょっと田舎の雰囲気がある場所も多くて落ち着いている。 このように自分にあった場所を探すことが東京では大切だ。

だからこそ会えるメリットもある

 人が多いことのメリットとして会いたいに人に会える可能性が高いことだ。 新宿で突然、野生のRoRのコミッターやJavaのコミッターが現れることがある。 市ヶ谷でPostgreSQLのコミッターに出会えることもあるし、渋谷で著名なOSSの作者が講演していることもある。

 出会えるメリットはインターネットには無い、生の話が聞けることだ。 特に苦労話やその人の研鑽のノウハウなどは代え難い貴重な知見だ。

 このように東京のメリットは人が多いことによる出会いの抱負さだと思う。 逆に出会いの多さがキャパオーバーな場合などで魅力と感じないのであれば、地方の方が魅力的な部分が多いのではないだろうか。

徒歩での移動が多い

 これはよく感じる。 地方によくある大型モールのようなものがほとんど無いため、一箇所で買い物が完結しない。 そのため徒歩で店をハシゴすることになる。

 また1個の店舗が小さいため、欲しい物が無かったりもすると同じ種類の店をハシゴすることになる。 靴屋や服、カバンなど実物を見て選びたいなどのニーズに対してこの問題が発生する。 皆さんも妻との買い物において荷物持ちの責務を持つことなどが多いと思われるがモールならどこかで休憩しながら荷物番で住むが東京では移動が必要になるので労働量が増える。 これは覚悟して置いたほうがいいだろう。

 この他にも駅と駅の合間だったり、訪問場所が駅から遠かったりと歩く頻度は多い。 地方民からすると明らかに徒歩量が増えるので覚悟したほうが良い。

地方に1ホップで行ける便利さ

 東京から地方への交通の便がとても良い。 飛行機で多くの場所に直通で行ける。 これは本当に便利で東京の人はもっと地方に旅行に行ったほうがいい。

 例えば広島から新潟は直通便が無い。飛行機にしても新幹線にしても東京を経由する必要がある。 それに対して東京から新潟は新幹線で2時間だ。仙台も同様にはやぶさであっという間につく。 福岡だって北海道だって沖縄だってそうだ。

 このように交通の便の良さは全国に対しても言える。 もちろんこれは世界に対しても言える。 各地の主要都市に対して交通の便が良いというのはとてもとてもメリットだ。 実際に自分は東京に来てから飛行機に乗る回数が格段増えた。 出張が多い、旅行が好きな人にとってはとても大きなメリットだ。

まとめ

 東京は若いうちに一度はいけと何度も言われたことがある。 その意味はわからないけど出会いやチャンスの多さなどで東京ならではのメリットがあることは間違いない。 しかし地方での戦い方もあるのは事実で、自分は地方でのチャンスを活かした後に東京に来たことでより効果を感じる場面も多い。

 そして東京にみんなが必ず来る必要も住み続ける必要もないなとも感じる。 自分が東京を出ていくことがあった時、次はどこになるのだろうかと考えながら、今日のところは筆置くことにする。