そーだいなるらくがき帳

そーだいが自由気侭に更新します。

早くチームにマッチするために気をつけてる事

新入社員として1週間が過ぎた。
ブルックスの法則的に考えても私はまだチームにとって生産性をマイナスさせる存在でしかない。

ブルックスの法則 - Wikipedia

だからいち早くチームにとって必要な存在になる必要があるし、そのために気をつけてる事をメモする。
これを見て「もっとコレした方がいいよ」ってアドバイス、逆に「それは不要だよ」ってアドバイスを期待してる。

チームやプロダクトを好きになる

これはとても大切なことだ。
嫌いな人とは仲良くできないし、嫌いなプロダクトは育てれない。
もし、コレを読んでる人が職場のチームもプロダクトも嫌いなら転職した方がいい。
ただ好きの反対は無関心なので無関心の場合は条件付きでやっていけると思う。
この辺の話は主旨が変わるのでまた別の機会があれば話したい。

コミュニケーションについて

新しいチームに合流してまず一番大事なのはコミュニケーションコスト。
自分が入ることで文化や背景を知らないと理解できないコミュニケーションが成立しない。
これによって説明であったり、言葉の置き換えによるコスト増が増える。
特に説明するコストは馬鹿にならない。
多くがユビキタス言語とか整理されてないだろうし、定例ミーティングの目的・手順なんて纏まってない。
しかしそれでもドキュメントになってたり議事録はある。
なのでまずは事前にドキュメント化されてる事は目を通すようにしている。
特に説明を受けているときに「これ、後で読んでみてください」と言われたことに関してはできるだけすぐ目を通してる。
なぜなら後にすると絶対に読まないし、そもそもそのドキュメントの存在も忘れる。
完全に暗記する必要はないと思ってて「そー言えばあそこにアレがあったな」と次回のときに確認する場所を覚えておくイメージ。
まさにインデックスみたいな。

とは言えそれでも度々ハイコンテクストなコミュニケーションによって理解できないことが発生する。
そこは素直に「わからないので教えてもらえますか?」と割り込みになっても聞くようにしてる。
これは「まぁ多分こういう意味だろうけど自信ない」みたいな温度感でも聞くようにしてる。
なぜなら自分の推測は文化も背景も共有できてない状態での推測なので確度が低いから。
幸いチームメイトは聞いたら即答してくれるし、場合によっては二歩先くらいまで説明してくれる。
この辺はチーム文化が素晴らしいなと素直に感激するところ。
あと中途採用だと期待されるポテンシャルが相応に有るだろうし「わからないと言うのが恥ずかしい」って感情はわかる。
しかし「聞くは恥だが役に立つ」って言うしマネージャの時の経験上、わからないままのほうが圧倒的にリスクが高いので聞く。
そりゃ「そーだいさん、こんな事もわからないんですか?」って思われるかもしれないしそれによって一時的に評価が下がるかもしれない。
でもそれによって将来的な生産性が上がればいいし、チームにとっても「初めての人にこの辺はわからない」という学びになる。
この学びは次の新たなチームメイトにつながる学びだし、それを自分がメモしとくとより良いと思う。
実際には先人である id:a-know さんの入社時のメモとか大変助かった。
入社の事務的な手続きがすぐに終わったのはその辺の準備のお陰だ。
これ書きながら自分はメモしてないし何も残して無いことに気付いたので後ほど残して置こうと思う。

あとは積極的にレビューを依頼するようにしてる。
例えば普段はOSS界隈で何となくやってるissuesにしても書いたらちゃんとレビュー依頼を出す。
勿論書き方や情報の過不足について指摘が貰えるし場合によっては知らなかった運用を知れたりする。
これは私がCTOのときも大切にしてて、レビュアー側の立場だったがこれによって多くの知見をお互いに共有するタイミングになったので良いと思う。
特に最初は双方にレビューに対する精神的障壁が少ないので積極的に活用すべきだ。
勿論これによってレビュアーのリソースを奪っている事は間違いない。
なので

  • 文書の推敲を怠らない
  • レビューに必要な情報も事前にまとめる
  • まとめて確認出来るように依頼すべき内容はまとめて依頼する
    • 数が多い分野はレビュー会の時間を設けさせてもらってる

文字にすると大それた事書いてるような感じになるけどまとめると

  • 事前にドキュメントを読む
    • 特に指示されたドキュメントはすぐ読む
  • わからない事はわからないと素直にすぐ聞く
  • 報連相大事

に集約される感じだ。

チームメイトをリスペクトする

当たり前の話だが歳を取った中途採用だと難しいなと思う。
例えば年下でも上司なら敬意を払いやすいだろうがチームメイトに新卒の子が居たらどうだろう?
どうしても社会人の先輩として強く出てしまいがちではなかろうか?
しかしこのプロダクト、チームに置いては新卒であっても先輩である。
むしろ弊社は新卒は例外無く超優秀で日々学びの塊のような存在である。
そんな人達をリスペクトしないのは人間関係以上に自己研鑽としても勿体無い。
またコミュニケーションというのは感情が非常に大切で好意を抱いている人の言葉というのは素直に受け止めやすいものだ。
そして不思議なことで自分が好意を抱いている人は相手も好意を抱いてくれやすい。
他者に対して敬意を表する事は立場や年齢が増えても忘れてはいけない。
増えるほど、頭を垂れる、白髪かなである。

積極的に話かける

弊社にはまかないランチがあるので積極的に知らない人に話しかける。
それこそ他チームのデザイナーや営業の人と機会なんてなかなか無い。
だからこそ交流をはかることで会社に対する理解も深まるし、他業種に対する理解も深まる。
これはコミュニケーションに活かされる事が多くて自分の領域と隣り合うインターフェイスの事は知っておくとお互いの説明コストなどが下がる。
なので逆に自分の事も積極的に覚えて貰えるようにアピールしてる。
アピールと言っても会話の中で自分の事を話だけでなく、すれ違ったときに挨拶するとか何かお願いする時やお礼を言うときに相手を褒める一言を添えるとかそんな些細な事で良いと思う。
そういう積み重ねが良好な人間関係を気付くと信じている。

あとがき

私がマネージャの時は優れたプレイヤーでも本来の力を発揮するには3ヶ月かかると見積もっていた。
なのでまだ一週間とちょっとなので焦る必要は無いと思う。
しかし人というのは欲深い生き物で出来ることならすぐにでもフルパワーを出したいし、それが楽しい仕事にも繋がる。
何よりプロダクトやチームを好きになればなるほど貢献したい気持ちが出てくる。
そういう気持ちを落ち着かせるためにもこのエントリーを書いた。

既に月曜日が待ち遠しい。